2022年6月23日よりOPPOの大人気シリーズの【OPPO Reno7 A】が発売となりました。OPPOのRenoAシリーズといえば日本向けに設計されたモデルで、今回の【OPPO Reno7 A】でシリーズ4作目のスマートフォンとなります。前作の【OPPO Reno5 A】はMNPをすることでとても安く端末を購入できるうえに、普段使いにおいては全く不満の無いまとまったスペックを持っており、超高コスパで今なお売れ続けている大ヒット商品です。そんな人気シリーズの最新作として大注目の中発売された今回の機種がどのような仕上がりとなっているのか、この記事で徹底的に解説を致します。
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OPPO Reno7 A のスペック
機種名 | OPPO Reno7 A |
カラー | ・スターリーブラック ・ドリームブルー |
ストレージ | 128GB UFS 2.2 外部メモリ:microSDXC™ (最大1TB) |
メモリ | 6GB LPDDR4x |
サイズ | 縦 :159.7mm 横 :73.4mm 厚さ:7.6mm 重量:175g |
ディスプレイ | 有機EL(AMOLED) サイズ:6.4インチ 解像度:FHD+(2400×1080) 画面占有率:89.4% ピクセル密度:409ppi 輝度:最大600nit リフレッシュレート:90Hz / 60Hz タッチサンプリングレート:最大180Hz |
プロセッサ | Qualcomm® Snapdragon™ 695 5G |
バッテリー | 4,500mAh 充電速度:18W Type-C 急速充電規格:USB Power Delivery2.0 |
カメラ | メインカメラ 48MP (f/1.7) 動画1080p30fps 電子式手振れ補正 超広角カメラ 8MP (Fov 120 ° f/2.2) マクロカメラ 2MP (f/2.4) フロントカメラ 16MP (F2.4) 動画1080p30fps |
生体認証 | 顔認証 画面内指紋認証 |
対応バンド | デュアルSIM(nanoSIM+eSIM) 5G 2枚目のSIMはSDカードと排他的利用 ※au/UQ mobile/ワイモバイルの取り扱い製品は、シングルSIMスロット(nanoSIM+microSD) 周波数帯域 2G: GSM 850/900/1800/1900MHz 3G: UMTS(WCDMA) Band 1/4/5/6/8/19 4G: TD-LTE Band 38/40/41/42 4G: LTE FDD Band 1/3/4/5/8/12/17/18/19/26/28 5G: n3/n28/n41/n77/n78 |
Wi-Fi | 2.4GHz/5GHz、ieee802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.1 コーデック:SBC/AAC/aptx/aptx HD/LDAC |
位置情報 | GPS、BeiDou、GLONASS、GALILEO、QZSS |
センサー | 地磁気センサー 近接センサー 光センサー 加速度センサー ジャイロセンサー 重力センサー ステップカウント機能対応 |
防水・防塵規格 | IPX8・IP6X |
OS | ColorOS 12(Android 11) |
その他 | 3.5mmオーディオジャック おサイフケータイ対応 技適認証済み |
OPPO Reno7 A の質感やデザインはとても上質でお値段以上
開封・同梱品の紹介
OPPO Reno Aシリーズのパッケージです。鮮やかなミントブルーの箱に機種名のみを印刷された非常にシンプルなデザインです。
同梱品はSIMピン、ユーザーガイド、専用のTPUカバーです。iPhone同様に充電器関係は付属されていません。
本体外観の紹介
筆者はドリームブルーを購入しました。本体の設計はディスプレイ面、背面、側面全てiPhoneのようなフラットなデザインとなっています。また、背面はさらさらとした手触りのAGガラス素材、側面はメタルフレームで作られておりとても上質で「安っぽさ」は一切感じません。
背面はさらさらしていて指紋は付きません。
カメラユニットは背面向かって左上にシンプルかつコンパクトにまとめられています。リアカメラは3眼構成となっています。
上部側面はマイク穴のみ存在します。
下部はスピーカー、USB Type Cの充電口、マイク穴、そして3.5mmのイヤホンジャックがあります。
残念ながらスピーカーは下部のみのシングルです。
背面向かって右側側面はSIMトレーと音量ボタン。
左側には電源ボタンがあります。
保護フィルムは初期装備
ディスプレイ面には購入した当初から保護フィルムが張り付けてあります。しかしフィルムは柔らかく、爪を立てたらすぐに傷がついてしまうので取り扱いには注意が必要です。
商品輸送時の画面保護を目的としているので、長く使用する場合はガラスフィルム等に張り替えることをお勧めします。
付属カバーはカメラユニットをしっかりと保護
商品には専用のTPUカバーが付属しています。この付属カバーには少しこだわりがあるようです。背面はクリアできれいなデザインを損なわないようになっていますが、側面はすりガラスの様に曇らせた加工が施されており、また社名の「OPPO」というレーザー印字がワンポイント備えられています。安いスマホに良く付属されている無機質なただの透明TPUではなく非常にかっこよくおしゃれで気に入る人は多いと思います。
カメラユニット周りには高さのある縁があり、レンズが露出することはありません。
重量は177gと軽量
本体重量は初期保護フィルムを含め177gと、スマートフォンの中では軽量の部類に入る重量です。長時間手に持ち操作をしていても全く疲れることなく使用することが出来ます。
付属カバーを装着した状態でも200gを切る結果でした。
厚み7.6mm薄いけど少しだけ持ちにくい形状
本体の厚みは7.6mmと非常に薄い設計となっていますが、ストレートエッジの影響もあり少し持ちにくく感じてしまいます。
OPPO Reno7 A (キャリア版)のプリインストールアプリは多め
筆者は今回UQモバイル版を購入しました。初期アプリはキャリア系のアプリが多く存在します。これらの多くは手動でアンインストールすることができます。
消せるけど手間でした。
OPPO Reno7 A は6.4インチの丁度よいサイズのディスプレイを搭載
ベゼル下部が長めの6.4インチ有機ELディスプレイは鮮やかで鮮明
ディスプレイは6.4インチの有機ELディスプレイを搭載。非常に発色も良く解像度も高くて良いディスプレイを搭載していると言えます。しかし、画面下部のベゼル部が非常に長くひと昔前のスマートフォンと言う印象を抱いてしまいます。
長く使用していれば気にならなくなります!
画面輝度も十分に高く屋外でも見やすい
画面輝度も高く、ハイエンドスマートフォンと最大輝度を比較しても遜色のない結果となりました。
画面リフレッシュレートは90Hz
画面のリフレッシュレートは90Hz、滑らかな操作感でブラウジングを楽しむことが出来ます。
OPPO Reno7 A は必要最低限の処理能力を備えている
AnTuTuベンチマークテスト(V9)の結果
SoCに「Qualcomm® Snapdragon™ 695 5G」を搭載しているこの端末は、AnTuTuベンチマークテストVersion9.4.1にて約38万点を記録しました。点数的にはミドルレンジ帯のスマートフォンとなります。3Dゲーム等は滑らかに操作することは難しい処理能力と言えます。
機種名 | 得点 | SoC | バージョン |
Xiaomi Mi11 | 778,556 | SDM 888 | 9.0.5 |
Xiaomi Mi11 Ultra | 775,320 | SDM 888 | 9.3.2 |
POCO X3 Pro | 547,118 | SDM 860 | 9.0.10 |
HONOR 50 | 515,059 | SDM 778G | 9.3.2 |
Redmi 10 | 209,927 | MT HG88 | 9.1.4 |
Blackview A100 | 209,132 | MT HP70 | 9.2.2 |
UMIDIGI A13 Pro | 201,896 | UN T610 | 9.3.8 |
Redmi 9T | 192,172 | SDM 662 | 9.0.4 |
UMIDIGI A11 Pro Max | 191,795 | MT HG80 | 9.2.9 |
UMIDIGI A13S | 152,958 | UN T310 | 9.3.9 |
UMIDIGI A11 | 108,026 | MT HG25 | 9.1.6 |
ツイッターの挙動をチェック
実際にツイッターをスクロールすると所々で画像の表示が遅れてしまう様子が見受けられましたが、引っ掛かりもなく快適に閲覧することができました。
特にゲームをしないユーザーにとっては必要十分な処理能力があると言えます。
設定でRAM容量を追加可能
もともと端末のRAM容量は6GBと少ない仕様ですが、本体ストレージをRAM容量として活用をすることができる機能が標準搭載されており、最大で5GBまで拡張することが可能です。これにより合計11GBとなり、多くのアプリを動かす際や重いアプリを使用するときに役に立ちます。
OPPO Reno7 A は一日十分に使用出来るバッテリー
バッテリー容量は4,500mAhとまずまず
バッテリー容量は4,500mAhといたって平均的。その為、特別長時間充電せずに使用出来るわけではありませんが、一日普通に使っても問題ないだけの容量は備えています。
充電速度は18Wと低速
この端末は18Wの急速充電に対応しています。しかし、直近のスマートフォンにおいては少し遅い充電速度と言えます。夜間寝ている間に充電をすることをお勧めします。
せめて30W欲しかったです。
OPPO Reno7 A はシングルスピーカーで音質は良くない
前述していますがスピーカーは下部にしか存在しておらず、かつ音質は決して良くありません。音がこもって聞こえてしまうので、端末スピーカーを使用した音楽鑑賞はお勧めできません。
OPPO Reno7 A は画面内指紋認証に対応
この機種は画面内指紋認証と顔認証の2種類の生体認証に対応しています。両方共に精度や速度に問題はありません。
シリーズ前作のReno5 Aは背面指紋認証でしたので、進化していると言えます。
OPPO Reno7 A の写真性能はイマイチ...
メインカメラ(16MP)
この機種はメインカメラにすら良いイメージセンサーを使用していないので写真性能には期待できません。実際に何パターンか撮影をしましたが、明るいシーンではOPPOのAI補正技術でそれなりに映りの良い写真を撮影することができたものの、夕方の撮影は影が全て黒つぶれをしてしまい、ズームや暗いシーンの撮影ではノイズが目立ち実用的ではありませんでした。
超広角カメラ(8MP)
超広角カメラはメインカメラよりさらに解像度の低いセンサーを使用しており、メインカメラ以上に質の悪い写真しか撮影できませんでした。明るい環境であっても細かいディティールが表現できず、暗くなるとさらに荒っぽくなりノイジーな写真となってします。
マクロカメラ(8MP)
おまけのカメラです。スペック上3眼カメラと謳った方が聞こえが良く、そのためだけに搭載されたカメラです。近くによることもできず、撮影したところで影が出来てしまうので実用的ではありません。
安いスマートフォンによく見かける作戦です。もう深度カメラや質の悪いマクロカメラは潔く採用をやめていただきたい!
OPPO Reno7 A の動画性能は写真同様にイマイチ...
動画の撮影はメインカメラでしか撮影できません。また、60fps(1秒間に60コマ)の設定での撮影も不可能で、写真性能同様に質の高い撮影は期待できません。
OPPO Reno7 A の対応バンド及びVoLTE状況
幅広いバンド帯に対応
4Gバンドは全てのキャリアに対応しており、どの通信会社でも問題なく使用することが出来ます。
キャリア版はSIMカード1枚しか入らないがeSIMが使用可能
SIMフリー版はSIMカードを2枚入れることで2つの通信回線を同時に使用することが出来ますが、キャリア版については1枚しかSIMカードを入れることが出来ない仕様となっています。しかし、どちらもeSIMに対応しています。
OPPO Reno7 A は生活防水に対応
IPX8
常温で水道水の水深1.5mのところに携帯電話を沈め、約30分間放置後に取り出したときに通信機器としての機能を有すこと
IP6X
直径75μm以下の塵埃(じんあい)が入った装置に商品を8時間入れてかくはんさせ、取り出したときに内部に塵埃が侵入しない機能を有すること
生活防水程度の防水性能を備えています。雨の日や濡れた手での操作程度では水没する心配はありません。
OPPO Reno7 A はおサイフケータイに対応
OPPO Reno Aシリーズは全ておサイフケータイに対応しており、この【OPPO Reno7 A】もおサイフケータイ対応をしています。
OPPO Reno7 A の価格
SIMフリー版の価格
アマゾン定価 ⇒ 44,800円
MNPによる購入がお得(IIJmio) 19,800円
現在、IIJmioにて「ギガプランMNP限定特価」キャンペーンが行われており、このプランで機種を申し込むと19,800円で購入することができます。
※7月31日まで実施
筆者もMNPで安く購入しました。
まとめ
・上質な質感
・保護フィルム保護カバー同梱
・177gの軽量ボディ
・90Hzで色鮮やかな有機ELディスプレイ
・画面内指紋認証に対応
・RAM容量の追加が可能
・eSIMに対応
・生活防水に対応
・おサイフケータイを搭載
・持ちにくい形状
・ベゼル下部が長い
・急速充電の速度が遅い
・写真性能が低い
・動画性能が低い
・音質の悪いシングルスピーカー
・物理SIMが1枚しか入らない(キャリア版のみ)
メーカーは長く使えるスマートフォンをコンセプトにこの端末を開発したと公言しています。しかし、多くの人は写真性能や動画性能を重視しており、カメラが弱いこの【OPPO Reno7 A】はそのニーズに応えることができていないスマートフォンとなりました。なので、「長く使う」ということ以前にそもそも購入をする選択肢に入るかどうかで迷ってしまうスペックの新機種、となってしまいました。とは言えデザイン性はよくある程度の機能は備えており、また長くMNPで安く購入できることと思われますので、前作【Reno5 A】同様に長期間Androidスマートフォンの人気機種として市場を盛り上げていくことと思います。
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