Blackviewは2021年の6月に【Blackview A100】という機種を発売しました。この端末はタイトルにもある通り、安価な価格帯のスマートフォンの中では写真性能に優れており、加えて綺麗で大きなディスプレイが特徴の端末に仕上がっています。約1か月間使用して感じたことをまとめましたので、購入を検討している人の参考になれば幸いです。
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【Blackview A100】スペック
カラー | グレー グリーン ブルー ピンク |
ストレージ | 128GB + 128GBまでmicroSDで拡張可能 eMMC5.1 |
メモリ | 6GB DDR4 + UMCP |
サイズ | 高さ:166.3mm 幅 :77.6mm 厚さ:8.8mm 重量:195g |
ディスプレイ | 6.67インチ IPS液晶 縦横比 20:9 解像度 1080 * 2400 (FHD+) 密度 395ppi |
プロセッサー | Mediatek Helio P70 ARM Mali-G72-MP4 800MHz |
バッテリー | 4,680mAh 充電速度 18W |
カメラ | メインカメラ:12MP(IMX362) 超広角カメラ:8MP(GC032A) 深度測定カメラ:3MP フロントカメラ:8MP(S5K4H7) |
セキュリティ | サイド指紋認証 顔認証 |
ネットワーク | デュアルSIM 4G FDD:B1 / B3 / B7 / B8 / B20 TDD:B40 3G B1 / B8 2G B2(1900)/B3(1800)/B5(850)/B8(900) |
防水規格 | 無し |
OS | Android11 |
その他 | 近接センサー、光センサー、加速度センサー GPS + GLONASS + Beidou + Galileo Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth:Ver4.2 |
開封・梱包品の紹介
化粧箱は真っ白でメーカー名だけ標記しているという非常にシンプルなデザインです。
裏側には簡単な製品スペックが標記されています。
内容物は本体と、取扱説明書、ACアダプター、充電ケーブルです。
本体には初めから「ONLY THE BRAVE」と印字された黒い透明なTPUケースが取り付けてある状態です。
本体外観
背面の素材は樹脂ですがアンチグレイの加工が施されており、指紋が付いにくい上にチープさも感じません。
ディスプレイは6.67インチと大きく、上部中央にパンチホールカメラがあります。ベゼルは太め。
本体上部はマイク穴のみ。
下部にはマイク穴、type-Cの充電端子、スピーカーがあります。
右側側面には音量ボタンと指紋認証兼電源ボタン。
左側面にはSIMトレーがあります。
SIMトレーは2枚目のSIMカードとmicroSDカードが同時に入らない、排他的使用となっています。
カメラユニットはシンプルにまとまっていて飽きの来ないデザインです。
フラットディスプレイですが広めのベゼル部が丸みを帯びており、エッジディスプレイの端末の様な持ちやすい設計されています。また、初めから画面保護フィルムが張り付けられています。
重量
公表値が195gに対し、初期フィルム張り付けてある状態の実測値は200gを越えました。しかし、大きな画面でこの重量は十分軽いと言えます。
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ディスプレイ性能
太陽の出ている屋外では画面輝度が足りずに、少し見にくくなってしまいました。しかし、画面サイズも大きく解像度も高い(FHD+)為、きれいで見やすいディスプレイです。
処理能力
AnTuTuベンチマークテストの結果は約20万点でした(バージョンは9.2.2)。多少のもたつきを感じることもありますが、ゲーム等の重い処理を必要とする操作をしない限りは問題なく使用をすることが出来ます。
※ガジェチェス実測の参考記録
・Xiaomi Mi11 … 778,556(888)
・POCO X3 Pro … 547,118(860)
・Redmi 10 … 209,927 (G88)
・Redmi 9T … 192,172(662)
・UMIDIGI A11 … 108,026(G25)
ストレージ性能
AnTuTuストレージテストの結果は約2.1千点。過去に測定したSoC的には上位の機種にあたる【Redmi 10】よりも50%もスコアが良い結果でした。
※ガジェチェス実測の参考記録
・Xiaomi Mi11 … 54,327
・POCO X3 Pro … 44,025
・Redmi 10 … 14,021
・UMIDIGI A11 … 8,791
バッテリー性能
バッテリーテストは「PCMark for Android」にて、画面リフレッシュレート60Hz、輝度音量共に50%固定して実施。バッテリー残量100%から20%になるまでに8時間41分かかりました。つまり0%になるまでは10時間51分かかる計算になります。処理能力ではUMIDGIやXiaomiの同価格帯スマートフォンより良い結果でしたが、バッテリー性能は少し寂しい結果となってしまいました。
※ガジェチェス実測の参考記録
・UMIDIGI A11 … 23時間05分
・POCO X3 Pro … 16時間10分
・Redmi 10 … 13時間04分
カメラ性能
●メインカメラ(12MP、IMX362)
メインカメラにはソニーのイメージセンサーを使用。木の葉など細かいディティールを失っているところもありますが、黒つぶれや白飛びなどは少なく色合いも自然で非常に綺麗な写真を撮影することが出来ます。低照度環境では通常モードだとノイズまみれになりますが、ナイトモードを使用することでそれを防ぐことが出来ました。
また、メインカメラでは「ポートレートカラー」というモードがあり、ピントが合っているところ以外を白黒にする機能があり、非常に面白い写真を撮ることが出来ます。
●超広角カメラ (8MP、GC032A)
超広角カメラは色味が少し変わり、海や空が緑っぽくなってしまい、影の部分が黒つぶれしやすくなっています。しかし全体的にはきれいに写せているので、風景を撮影する際など非常に使いやすいカメラにです。
動画性能
動画には電子動体ブレ補正(EIS)機能が備わってり、多少の手振れ補正を効かせることが出来ますが、歩きながらの撮影は控えた方が良いと言えます。
その他
●スピーカー性能
…シングルスピーカーです。少しだけ籠りを感じますが、音割れもなく聞きやすいです。
●防水非対応
…お風呂等での使用は厳禁です。
●対応バンド
…バンド18、19には非対応の為、au系やdocomo系の回線だと郊外や地下等で繋がりにくくなってしまう可能性があります。相性が良いソフトバンク系の回線で使用することをお勧めします。
価格
アマゾン … 23,990円(現在2,500円オフクーポン有り)
Aliexpress … 159.99ドル(約18,242円)
まとめ
バッテリー性能や対応バンドに少し不安がありますが、ディスプレイ性能や処理能力、写真性能はとても良く、総合的にみると価格に対するパフォーマンスはとても良いのではないでしょうか。日本アマゾンでも安く購入することが出来ますし、技適にも対応をしているので安心して使用することもできます。海外スマホの入門機としても非常におすすめです。