イヤホン専用メーカーとして約10年の歴史を持つ「SOUNDPEATS(サウンドピーツ)」から、2022年4月22日より新しいワイヤレスイヤホン【SOUNDPEATS Mini Pro】が発売されました。他社と比較し安価な商品ラインナップの「SOUNDPEATS」で、今回の商品も1万円を優に下回る価格設定ながらハイエンド級のスペックを備えており気になり発売日に購入をしました。実際に使用して筆者がどのように感じたのかここで紹介を致します。
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SOUNDPEATS Mini Pro のスペック
| 機種名 | SOUNDPEATS Mini Pro |
| 色 | ブラック ホワイト(後日追加発売予定) |
| 寸法・重量 | イヤホン重量 :4.97g(片側) ケースサイズ :60×24×45 mm ケース重量 :37.5g(イヤホン含む) |
| チップセット | Qualcomm 3040 |
| ドライバーサイズ | 10mmダイナミックドライバー オセルロース製の振動板採用 |
| 対応コーデック | aptX-Adaptive aptX AAC SBC |
| Bluetoothバージョン | BT5.2 有効範囲10m |
| バッテリー | バッテリー容量:300mAh(ケース) 45mAh×2(イヤホン) 最大再生時間:約5時間(ANC OFF)約5時間(ANC ON) 約25時間(ANC OFF)約21時間(ANC ON) |
| 充電仕様 | イヤホン:2時間 充電ポート:USB Type C |
| アクティブノイズキャンセリング | ANCノイズキャンセリング cVcノイズキャンセリング 35dB |
| 防水規格 | IPX5 |
| その他 | タッチコントロール 12か月保証 技適マーク取得済み |

SOUNDPEATS Mini Pro はパッケージから充電ケースそしてイヤホンまでおしゃれでスタイリッシュなデザイン
開封~パッケージの紹介

パッケージにはイヤホンをつけている女性の横顔の絵が印刷されています。一見、何の商品がわからないですが、ネット社会の現代においてパッケージを見て商品を購入することはほとんどないので、“わかりやすさ”より“かっこよさ”を優先したデザインはとても良いと思います。

パッケージ側面には各種認証マークの記載があります。もちろん、技適認証済みの商品です。
SOUNDPEATSの商品は全て技適認証済みなので国内でも安心して使用することが出来ます。
内容物の紹介

内容物はイヤホン本体と充電用のtypeCケーブル、サイズ違いのイヤーピース2種類、そして日本語表記のある取扱説明書です。
本体外観の紹介

充電ケースを手にしたときにまず思ったことは、とても小さくてとても軽いということです。このままポケットに入れても違和感を感じることはありません。また、表面はさらさらとした加工を施したプラスティック素材ですこし爪を立てるだけですぐに傷がついてしまうくらいデリケートです。
デザインがシンプルにまとまっていて、とってもかっこいいです。

背面には充電用のtypeCポートがあります。


イヤホン本体には大きくメーカーロゴが印字されていて特徴的なデザインになっています。イヤホン側にも接続確認用のLEDランプが装備されているため、接続状況を一目で確認することが出来ます。

SOUNDPEATS Mini Pro のイヤホン+充電ケースの重量は超ライト級

イヤホン単体は片方約5.0gです。いたって標準的な重量です。

一方で充電ケースを含んだ重量は約38.0gととても軽い結果でした。
これが製品名に「Mini」と入る所以です。
SOUNDPEATS Mini Pro は10mmダイナミックドライバーとバイオセルロース製の振動板により自然で繊細な音を楽しめる

音楽を聴いてみて感じたことは、低音域が強くいわゆる「ドンシャリ」系の音楽になるということです。しかし、非常にクリアでとても聴きやすい音を奏でてくれます。解像感が非常に高く、非常に安価でありながら他社ハイエンド級の綺麗な音楽の再生を再現してくれるのは感動的です。
後述するコーデックの影響もありますが、私の持っている同価格帯TWS「Redmin Buds 3 Pro」より明らかに音質は良いです。
SOUNDPEATS Mini Pro はハイレゾ主流コーデックである「aptX Adaptive」に対応


このイヤホンは従来はハイエンド帯のTWSにのみ搭載されてきた「aptX Adaptive」コーデックに対応しています。高解像度の音を再現し、また接続も非常に安定します。
一万円以下のイヤホンでは非常に珍しい仕様です。
SOUNDPEATS Mini Pro は高水準のアクティブノイズキャンセリングに対応

このイヤホンはアクティブノイズキャンセリング(ANC)にも対応しています。35dbはいたって平均なレベルですが、ANC搭載の安いTWSのおおくで感じる不快感はなく、この【SOUNDPEATS Mini Pro】のANCは非常に質の高いものとなっています。
SOUNDPEATS Mini Pro はタッチセンサー搭載でイヤホン使用中の操作が可能
| 再生/一時停止 | 素早く2回タップ |
| 音量を上げる | 右側を1回タップ |
| 音量を下げる | 左側を1回タップ |
| 次の曲 | 右側を1.5秒タップ |
| 電話を受ける/切る | 素早く2回タップ |
| 着信拒否 | 着信中1.5秒タップ |
| 通話切り替え | 通話中2秒タップ |
| ペアリングモードへ切り替え | 6秒タップ |
| 音声認識アシスタント起動(iOS/Android) | 右側を素早く3回タップ |
| ゲームモードオン/オフ | 左側を素早く3回タップ |
| ノーマル/ANC/外音取り込みモード切り替え | 左側を1.5秒タップ |
イヤホンのタップでこれだけの操作を行うことが出来ます。残念ながらカスタマイズはできません。
操作の際は英語で音声が聴こえてきますが何を言っているか正直分かりません。
SOUNDPEATS Mini Pro は専用アプリに対応


SOUNDPEATSには専用アプリが存在し、イコライザやソフトウェアアップデートが出来ます。この【SOUNDPEATS Mini Pro】は2022年5月からこの専用アプリに対応しました。※5/10現在、Android版アプリのみ対応している様です。
SOUNDPEATS Mini Pro の競合は同価格帯の【Redmi Buds 3 Pro】?

昨年Xiaomiから発売されて非常に人気となっている高付加価値高コスパTWS【Redmi Buds 3 Pro】が、ほぼ同価格の【SOUNDPEATS Mini Pro】と競合します。前述していますが音質は【SOUNDPEATS Mini Pro】の方が圧倒的に良いです。2つの相違点は以下の通りです。
| SOUNDPEATS Mini Pro | Redmi Buds 3 Pro | |
| 重量(充電ケース込み) | 37.5g | 55g |
| ドライバサイズ | 10mm | 9mm |
| 対応コーデック | aptX-Adaptive aptX AAC SBC | AAC SBC |
| ワイヤレス充電 | 非対応 | 対応 |
| 防水規格 | IPX5 | IPX4 |
| デュアルデバイス同時接続 | 非対応 | 対応 |
| インイヤー検出 | 非対応 | 対応 |
| アプリ | 対応 (公式) | 対応 (サードパーティ製) |
| 価格 | 6,680円 | 6,990円 |
見た目や音で選ぶなら【SOUNDPEATS Mini Pro】、付加価値で選ぶなら【Redmi Buds 3 Pro】といったところでしょう。
SOUNDPEATS Mini Pro は12か月保証付きのアマゾンでの購入がおすすめ
アマゾン定価 ⇒ 6,680円
中国ECサイトでも取り扱いがありますが、価格はほぼ一緒なので12か月のメーカー保証が受けられるアマゾンでの購入をお勧めします。
メーカー保証が12か月ついているのは大変ありがたいです。
同形状でより安価なANC/aptX-Adaptiveコーデック非対応モデルも存在
ANCやaptX-Adaptiveコーデックが不要という方には、その機能を省いたより安価なモデルも存在します。
まとめ
デザインがかっこいい
充電ケース込みの重量が軽い
aptX-Adaptiveコーデック対応
アクティブノイズキャンセリング対応
IPX5防水規格対応
定価6,680円
ワイヤレス充電非対応
デュアルデバイス同時接続非対応
インイヤー検出非対応
専用アプリ非対応
タッチ操作カスタマイズ不可能
付加価値が少ないという欠点はありますが、7,000円以下で「aptX-Adaptive」コーデックに対応していて音質が圧倒的に良いと感じたので購入して大変満足しています。安価で高音質のTWSをお探しの方にお勧めの商品です。
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