皆さんは約2,000円で購入することのできるTWS(ワイヤレスイヤホン)といったらどのような性能をイメージしますか?期待値が低くそもそも購入の候補にすら入らない人はいませんか?
今回筆者は中国の家電メーカーのXiaomi(シャオミ)より発売されている格安TWS【Redmi Buds 3 lite】をセール価格1,894円で購入することが出来ました。正直、ただその安さに惹かれて思わず買ってしまったのですが、その性能についてはある意味期待外れで驚く点が多くありました。この、約2,000円で購入することのできる格安TWSの実力について皆さんにご紹介いたします!
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Redmi Buds 3 lite のスペック
機種名 | Redmi Buds 3 lite |
色 | ・ブラック ・ホワイト |
寸法・重量 | イヤホンサイズ:24.5×16.7×24.6mm イヤホン重量 :約4.2g(片側) ケースサイズ :60.0×46.0×23.7mm ケース重量 :約36g(イヤホン含む) |
チップセット | ‐ |
ドライバーサイズ | 6mm |
対応コーデック | SBC |
Bluetooth | バージョン 5.2 通信範囲:10m |
バッテリー | バッテリー容量:-mAh(ケース) ‐mAh×2(イヤホン) 最大再生時間:約5時間 約18時間 |
充電仕様 | 充電時間:約2.5時間 充電ポート:USB Type C |
アクティブノイズキャンセリング | - |
防水規格 | IP54(イヤホンのみ) |
その他 | カナル型 通話時cVcノイズキャンセリング 低遅延ゲームモード タッチコントロール 技適マーク取得済み |
Redmi Buds 3 lite の外観をチェック
開封〜パッケージの紹介
化粧箱はペラペラの安っぽい紙で作られていますが、金色の文字で初品名を大きく記載し少しだけ高級感を演出。もちろん製品価格からしたら妥当な品質ですが、正直この文字の光沢が無かったら安っぽ過ぎて見るに堪えないパッケージになっていたと思います。
パッケージには技適認証マークを確認
化粧箱の裏面には各種認証マークが印刷されており、その中には技適認証済みのマークが存在します。
少し見にくいですが間違いなく認証済みの商品です。安心して国内で使用することが出来ます。
内容物の紹介
本体のほかに交換用のイヤーピース(サイズ:S/M/L 各1ペア)、交換用のイヤーフック(サイズ:S/L 各1ペア)そして取扱説明書が付属されています。残念なことに充電用のケーブルは同梱されていませんでした。
ケーブルは残念ですが、低価格ながら良心的な付属品であると思います!
本体外観の紹介
充電ケースは全面プラスティック素材です。表面はつや消しの加工が施されており、見た目や手触りの感覚では安っぽさを感じない設計となっています。
背面には「Redmi」の文字が刻んであります。それ以外には特に装飾があるわけでもなく、充電ケースのデザイン面での工夫は一切ありません。
無駄が一切ない。安いとは、つまりそういうこと。
充電ケースの下部にはUSB type Cの充電口を備えます。
type Bではありません!Cです!素晴らしい!
イヤホンは時期で内部に吸着されるので、収納中は簡単にこぼれ落ちることは無く、また簡単にケースに収納することが出来ます。
イヤホンは遮音性の高いカナル型です。またイヤホン本体にはシリコン製の「イヤーフック」が採用されており、耳の内側にフィットさせることで運動などをしても耳から落ちずらくなる特徴があります。
このイヤーフックはサイズが2種類から選べるので、自分の耳の形状に合ったサイズを選択しましょう。
また、イヤホンには内外2カ所にマイク穴を確認することが出来ます。
装着イメージ
シリコン製のイヤーフックが耳の内側にあたることでしっかりとホールドしてくれるため、安定感があります。
イヤホン・充電ケース共にLEDランプを備えている
LEDランプにより接続状況や充電状況を確認することが出来ます。なおランプは一色の為、消灯・点灯・点滅で状況を確認する必要があります。
Redmi Buds 3 lite の接続について
接続方法は一般的で非常に簡単
接続方法については一般的なTWSと同じで、充電ケースの蓋を開けてイヤホン本体を取り出すことで接続待機状態となります。この状態のまま接続したい機器側の設定を行うことでペアリングが完了となります。もちろん、一度でもペアリングした機器とは今後、充電ケースを開けてイヤホンを取り出した時点で即接続状態となります。
Bluetooth5.2による安定した接続を実現
干渉防止機能の大幅な向上と、より安定した接続が可能なBluetoothバージョン5.2を搭載しています。
Redmi Buds 3 lite は小型超軽量設計
イヤホン及び充電ケースは超軽量
イヤホン本体の重量は約4gでした。当ブログにて紹介してきたTWSの中でも最軽量の設計です。長時間使用することで生じる装着疲れの心配は無用です。
また、イヤホンを含む重量も約37gととても軽量に作られています。
ポケットに入れて持ち運べるサイズ感
充電ケースも非常にコンパクトに仕上がっている為、持ち運ぶ際でも場所を取らない非常に小さいサイズ感をしています。
Redmi Buds 3 lite は超格安TWSと構えて聞くと驚く良質な音質を実現
ドライバサイズ6mmと小ぶり
価格から考えたら当たり前ではありますが、ダイナミックドライバーは6mmと小ぶりなサイズとなっています。このサイズとは信号を実際に音に変換するための円形の振動版の口径の大きさを表していますが、一般的にサイズが大きいほど低音再生に有利とされています。ミドルレンジ~ハイエンドクラスのTWSは軒並み10mmを越えるサイズが多いため、6mmは非常に小さい設計であると言えます。
一概に大きければ良い、という訳ではありませんが...
約2,000円のTWSと考えると十分に満足できる音質
このTWSで実際に音楽やニュースを聞いてみると、約2,000円とは思えないほどの実にクリアで良質な音質を体感することが出来ます。筆者は実際に音を耳にするまで、ひと昔前に体験したノイズまみれの粗悪なイヤホンに近い悪い音質を勝手にイメージしていただけに、その音のクリアさには度肝を抜かれました。もちろん「購入価格を考えたら非常に良い」ということなので音圧や解像度は低く、また高音の出力にも弱いため少しのっぺりした音楽となってしまいます。それでも筆者には十分満足できるレベルに上質でした。
あくまで2,000円のTWSとしての筆者の評価です。
Redmi Buds 3 lite の対応コーデックはSBSのみ
機器と接続するためのコーデックについてはSBSのみとなっています。最新のaptXやiPhoneとの接続に適しているAACには非対応となっています。遅延性が大きいコーデックとなる為、繊細なタイミングを要する音楽ゲームには使用しない方が良いでしょう。
一応、ゲームモードを搭載していますがコーデック方式が変わるわけではありません。
Redmi Buds 3 lite はANC(アクティブノイズキャンセリング)非搭載
最近ではSOUNDPEACEなどが比較的安いTWSにも環境音を打ち消して音楽鑑賞に没頭することが出来るANC(アクティブノイズキャンセリング)を搭載し製品展開をしていますが、この超格安TWSにはそのような機能はありません。通話時のノイズキャンセリング機能は搭載していますが、音楽を聴く際には全く影響がありません。
それでもカナル型のイヤホンである為、そもそもの遮音性は高いです。
⇩安くANC機能を搭載したTWSをお求めの方は【SOUNDPEACE Mini Pro】がおすすめです。⇩
Redmi Buds 3 lite はゲームモード(低遅延モード)を搭載
両方のイヤホンのタッチセンサーを同時に長押しすることでゲームモード(低遅延モード)に切り替えることが出来ます。FPSなどのゲームでは臨場感を増してプレイすることが出来ます。
とはいえあくまでSBSコーデックなので、音ゲーには厳しいと思われます。
Redmi Buds 3 lite はタッチセンサー搭載でイヤホン使用中の操作が可能
左右のイヤホンを ダブルタップ | 着信に応答 次の曲 |
左右のイヤホンを トリプルタップ | 着信拒否 通話終了 音声アシスタントを起動 |
左右のイヤホンを長押し | 再生 一時停止 |
両方のイヤホンを長押し | ゲームモードの開始 / 終了 |
ダブルタップやホールド、またはその他のタッチ操作で簡単にモードを切り替えることができます。毎日いつでもどこでも、手軽で効率的に好きな音楽が楽しめます。
Redmi Buds 3 lite は専用アプリに非対応
Xiaomiのイヤホンの設定を操作することのできるサードパーティ製のアプリ「Mi Buds M8」には非対応です。イコライザー等の変更は出来ません。
Mi Buds M8
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Redmi Buds 3 lite は必要十分なバッテリー性能
イヤホン単体で約5時間の連続再生が可能となるバッテリー容量を搭載しています。
Redmi Buds 3 lite はIP54の防水防塵規格に対応
IP54の防水防塵規格に対応しており、ランニングでの汗や雨にあたる程度では問題なく使用することが出来ます。
Redmi Buds 3 lite のその他の付加価値は少なめ
ミドルレンジクラス以上に多く搭載されている付加価値はほぼ搭載無し
格安TWSということであると嬉しい付加価値的機能はほぼ非対応となっています。具体的には下記機能です。
・ANC(アクティブノイズキャンセリング)
・専用アプリによる設定
・ワイヤレス充電
・デュアルデバイス同時接続
・インイヤー検出
あると便利な機能ですが、価格を考えるとしょうがないことでしょう。
上位機種【Redmi Busd 3 Pro】は付加価値もりもり
この【Redmi Buds 3 lite】にはない付加価値を備えて、さらに音質が向上した上位機種【Redmi Buds 3 Pro】についてのレビュー記事はこちらです。
Redmi Buds 3 lite はセール期間中の購入がおすすめ
アマゾン定価
⇒ 3,990円
現在ブラックフライデーセール中
⇒ 1,995円
定価でも買う価値はあります!
まとめ
・小型で超軽量設計
・イヤーフックで安定した装着感
・価格以上の良質な音質を実現
・セール時は約2,000円と超低価格
・遅延性
・アプリ非対応
この【Redmi Buds 3 lite】の最大の特徴は、セール時に約2,000円で購入することが出来るという点です。また、騒音の多い環境やタイミングが繊細なゲームには向かないスペックではありますが、普通に音楽を聴く分には十分な音質を備えています。安いので複数個購入しても大きな出費にはならず、寝室やリビングにいる際に手軽に使用できる様に配置してみることで、さらに生活を豊かにすることが出来るのではないでしょうか。