Blackviewでは2021年末から現在に至るまでのわずか1年の間に、8インチディスプレイが特徴の【Blackview Tab6】や、ディスプレイの綺麗な10インチタブレットの【Blackview Tab11】【Blackview Tab12】という多くのタブレットを開発し、日本のアマゾンを含めて世界中で販売をしてきました。短いスパンで多くのタブレットを世に送り出している非常に好調のBlackviewは、2022年8月にさらなる新機種となる【Blackview Tab13】を発売開始しました。
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Blackview Tab13 のスペック
製品名 | Blackview Tab13 |
カラー | ・ルナシルバー ・スペースグレー ・トワイライトブルー |
ストレージ | 128GB eMMC5.1 microSD 1TBまで対応 |
メモリ | 6GB LPDDR4X 最大4GB迄拡張可能(ストレージ容量を活用とした) |
サイズ | 高さ:238.6m 幅 :157.45mm 厚さ:7.7mm 重量:450g |
ディスプレイ | 10.1インチ 液晶 解像度:FHD+(1920x1200) 縦横比:16対10 輝 度:300nit 密 度:224ppi 画面占有率:81% TUV Rheinland認証 低ブルーライトディスプレイ |
プロセッサ | MediaTek Helio G85 |
バッテリー | 7,280mAh Type-C |
カメラ | リアカメラ ・13MP ・0.3MP フロントカメラ ・8MP(Samsung S5K4H7) |
生体認証 | 顔認証 |
対応バンド | デュアルSIM 5G非対応 1枚はmicroSDと排他的使用 [2G] 850 / 900 / 1800 / 1900 (B2/B3/B5/B8) [3G] wcdma: d1 / b8 [4G] tdd: b40 fdd: b1 / b3 / b7 / b8 / b20 |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz) |
Bluetooth | 5.0 |
位置情報 | GPS、Beidou、Glonass、Galileo |
センサー | ? |
防水・防塵規格 | 無し |
OS | Android 12(Doke OS 3.0) |
その他 | PCモード FMラジオ 画面保護フィルム+専用TPUケース付属 技適対応 |
Blackview Tab13 は高級感のある素材でスタイリッシュなデザイン
開封・内容物の紹介
化粧箱は他の機種と変わらないデザインです。
内容物はタブレット本体と取扱説明書、SIMピン、充電ケーブル、ACアダプタ、専用カバー、そしてガラスフィルムです。
※筆者はメーカー様にご提供頂いたため日本では使用できないACアダプタが同梱されていますが、アマゾンで購入した際は日本で使用出来るACアダプタが同梱されると思われます。
非常に上質な専用カバーが同梱
同梱されている手帳型の専用カバーは非常に上質に作られており、タブレットの4隅を衝撃から守るクッションが設けられています。
前面のカバーを折り曲げることでタブレットスタンドとして使用することが出来ます。動画視聴の際に非常に役立ちます。
また、このカバーにはマグネットが仕込まれていて、閉じている状態では容易にカバーが開くような事は無く、また開いている状態からスムーズにカバーを閉める動作を行うことが出来ます。さらに、カバーを閉めた状態になると自動的に画面が消灯しスリープモードになります。開いた際は画面が点灯しロック画面が表示されます。
画面保護フィルムは貼られて無いがガラスフィルムが同梱
初期状態で画面の保護フィルムは貼られていませんでしたが、専用のガラスフィルムが同梱されていました。
初期保護フィルムは指の滑りが悪く傷がつきやすい欠点がありますが、ガラスフィルムはそんなことが無く非常にうれしいプレゼントです。しかし、ガラスは重くて重量が増えてしまうので、好みが分かれるかもしれません。
本体外観の紹介
本体は【Blackview Tab11】や【Blackview Tab12】と同じで非常に高級感のある素材です。
背面のカメラは2眼。少しだけ出っ張っていますが専用カバーを取り付けることでカメラユニットをしっかりと保護することが出来ます。
本体上部側面には電源ボタンと音量ボタン、そしてマイク穴があります。
下部には専用のキーボートを取り付けるための端子が存在しています。
背面向かって右側面にはスピーカー。
そして、左側面にはSIMトレー、充電口、スピーカーがあります。
デュアルスピーカーです!
ベゼル幅は細すぎず太すぎず丁度良い
ベゼルについては全辺均一の幅でデザインされており、その厚さは約10mmとなっています。
ベゼルは決して太くなく、また手に持った時に指がディスプレイに干渉することのない丁度良いサイズであると思います!
何もつけなければ軽量のボディ
本体の重量は公称値が450gに対し、実測値は438.5gでした。軽量で好評であった【Blackview Tab12】とほぼ同じ重量です。
しかし、付属しているカバーやガラスフィルムを付けると、657gまで重くなってしまう結果となりました。
10インチのガラスフィルムはとても重いです。。。
Blackview Tab13 は屋内で使用する分には必要十分な画面解像度と輝度
解像度が高くとてもきれいなディスプレイを搭載
ディスプレイは液晶となりますが解像度はフルハイビジョンに対応し、とても鮮明で色鮮やかな映像を楽しむことが出来ます。
屋内の使用に全く支障のない画面輝度
画面輝度は300nitと少し心もとない数値ですが、屋内はもちろんのこと太陽の下でも十分見えるだけの視認性を持っています。
Widevineのレベルは3
デジタル著作権管理のための評価基準であるWidevineのレベルは3と低く、アマゾンプライムビデオなどの動画視聴サービスでは最高画質の設定は不可能です。
TUV Rheinland認証 低ブルーライトディスプレイを搭載
このタブレットは低ブルーライトディスプレイとして、技術・安全・照明サービスに関する世界第7位の認証機関であるTUV Rheinland(テュフ ラインランド)に認証をされています。加えて複数のダークモードや読書モードなどが搭載されており、目に優しいディスプレイとなっています。
安心して寝る前やお子様向けに使用することが出来ます。
Blackview Tab13 のプリインストールアプリと初期使用容量
タブレットが便利になる初期アプリがプリインストール済み
Blackview独自の複数のアプリケーションが初期状態からインストールされています。
アンインストール可能なので、不要の場合は消してしまいましょう。
ストレージ容量は必要十分な128GB
128GBのストレージ容量の内、初期状態で17GB(13%)の容量を使用している状態でした。
Blackview Tab13 は同メーカータブレット史上最高の処理能力を備えている
AnTuTuベンチマークテスト(V9)の結果
SoCに「MediaTek Helio G85」を搭載しているこの端末は、AnTuTuベンチマークテストVersion9.4.4にて約25万点のスコアを記録しました。この点数では、容量の多い高画質グラフィックのゲームは処理が追い付かないことがあります。しかし、lineやYouTube、TwitterなどのSNSやブラウザは全く問題なく快適に操作をすることができます。
機種名 | スコア | SoC | バージョン |
Blackview Tab11 | 230,358 | T618 | 9.3.0 |
Blackview Tab6 | 153,126 | T310 | 9.3.7 |
Blackview Tab12 | 112,376 | SC9863A |
最近の傾向では、少しローエンド寄りのAnTuTuスコアと言えるかもしれません。がしかし、Blackviewタブレット史上最高の処理能力のタブレットであることは間違いありません!
設定でRAM容量を追加可能
最近のスマートフォンやタブレットでは一般化されつつありますが、ストレージ容量の空きが十分にある場合、RAM容量を拡張することが出来る機能をこのタブレットにも標準搭載されています。最大で4GB拡張可能で、設定することで10GBとなりまるでハイエンドタブレット並みのRAM容量を実現することが出来ます。
実際の端末の挙動について
ツイッターを高速でスクロールした場合は、少し画像の表示がもたついてしまいカクツク様子がうかがえました。しかし、画像の少ないところやホーム画面などは軽快に動作し、ゲームをプレイしない人にとっては最低限満足するレベルの処理能力を備えていると言えます。
Blackview Tab13 のバッテリー容量は前作より大型化され実使用時間も増加
バッテリーベンチの結果
バッテリーテストは「PCMark for Android」にて、画面リフレッシュレート60Hz、輝度音量共に50%固定して実施しました。その結果、バッテリー残量100%から20%になるまでに10時間9分かかり、0%になるまで使用を続けた場合は12時間41分かかる計算となります。同じ10インチタブレットのBlackview Tab11やBlackview Tab12より大型化された7,280mAhのバッテリーを搭載し、使用時間もその分増加する結果となりました。
機種名 | 記録時間 | バッテリー容量 |
Blackview Tab11 | 11時間43分 | 6,580mAh |
Blackview Tab6 | 11時間16分 | 5,580mAh |
Blackview Tab12 | 9時間11分 | 6,580mAh |
充電速度は5V2Aと低速
充電速度は10Wと高速充電には非対応です。
Blackview Tab13 のスピーカーは及第点
タブレットの左右にスピーカーを構えるデュアルスピーカーを搭載しています。価格の安いタブレットですが音質も決して悪くはなく、音声も音楽も十分に聴くことのできる性能があります。
格安中華タブレットにありがちな左右反転ステレオスピーカーではありません!前作はまさに反転していましたが改善されています!
Blackview Tab13 は鮮明な写真撮影が可能
搭載しているカメラのイメージセンサーは特別高価なものではありませんが、Blackviewの高度な画像処理技術により明るい環境では非常に鮮明な写真を撮影することができます。しかし、屋内など明るさが少ない環境においてはノイズが乗りやすいので要注意です。
Blackview Tab13 は必要最低限の動画性能
動画に関しては手振れ補正が一切効かないので、歩きながらの撮影は実用的ではありません。
Blackview Tab13 は通知が一目でわかる3色のLEDインジケーターを搭載
緑赤青3色のLEDインジケーターをインカメラ横に搭載しています。バッテリー状況や通知の有無を画面をつけることなく確認することができます。
当たり前ですが付属手帳型カバーを閉じているときはLEDインジケーターは隠れていて見えません。
Blackview Tab13 はPCモードを搭載
設定画面から『PCモード』に切り替えることができます。このモードでは複数のアプリを一つの画面で表示することができます。専用のキーボードやBluetooth接続のキーボードやマウスを接続すれば、まるでパソコンのような操作をすることができます。
同じアプリを別のウィンドウで表示することができなかったり、自由度は本当のパソコンに及びません。今後の進化に期待!
Blackview Tab13 は3大キャリアで安定接続可能なバンド1に対応
技適に対応
このタブレットはすでに日本のAmazonで取り扱いがあり、しっかりと技適に対応をしています。SIMカードを入れても法的に一切問題はありません。
物理SIMを2枚入れることができるデュアルSIMをサポート
キャリアで取り扱っていないスマートフォンでは一般的ですが、SIMカードを2枚まで入れられるようになっており、2つの番号をこの1端末で利用することが出来ます。一つは通話専用、もう一つはデータ通信専用とするなどして、工夫次第ではとても安く運用することが出来ます。また、2枚目のSIMカードはSDカードとの排他的使用となっています。
3大キャリアで接続しやすいバンド1に対応
[2G]
850 / 900 / 1800 / 1900 (B2/B3/B5/B8)
[3G]
wcdma: d1 / b8
[4G]
tdd: b40
fdd: b1 / b3 / b7 / b8 / b20
対応バンドは狭いですが、バンド1に対応しているためドコモ、エーユー、ソフトバンク系のSIMカードと相性が良くなっています。
VoLTEに対応
エーユー系のMVNOのSIMカードを挿してみたところ、特に設定することなくVoLTEに対応した状態で通信することが可能となりました。
そもそもタブレットなのであまりこの端末を使用して通話はしないと思いますが。
SIM契約不要で通信ができるサービスに対応
SIMカードを挿していない状態でも通信が可能となる仮想SIMサービスの『SIMO』に対応しており、登録することで1GBからデータ通信容量を購入することができます。
Blackview Tab13 はDoke OS3.0を搭載
この端末は「Doke OS3.0」はAndroid12をベースにした、ユーザーの利便性を手助けしてくれる機能の豊富なOSを搭載しています。
Blackview Tab13 の価格
2022年9月よりアマゾンでの取り扱いをスタート
アマゾン定価
⇒ 29,800円
AliExpress
⇒ 159.99ドル(約23,184円)
※2022年9月22日現在
2022年9月26日まで有効のクーポンコードを配布中!!
定価 :28,900円
クーポン :5,000円オフ
コード入力:500円オフ 『BVTAB13D500』
⇒最終価格:24,300円
まとめ
✅技適やVoLTEに対応
✅高級感のあるデザイン
✅綺麗なディスプレイ
✅AnTuTuスコア25万点の処理能力
✅拡張で最大10GBとなるメモリ容量
✅前作より進化したバッテリー容量
✅綺麗な写真が撮れるカメラ
✅約2.5万円で購入可能で安価な価格設定
✅付属カバーやフィルムが重い
✅Widevineレベル3
✅遅い充電速度
前作の【Blackview Tab12】はあまりにも処理能力が低く映像コンテンツの消費以外になかなか用途を見い出せなかったのですが、その弱点を補う形で進化し登場したこの【Blackview Tab13】は価格こそ上がってしまいましたがほぼ弱点がないタブレットに仕上がっています。もちろん、本格的にゲームをしている人には性能不足ですが、本を読むもよし、動画を見るにも良し、WEBやSNSを見るにも良しと、一家に一台あるととても嬉しいタブレットであると言えるのではないでしょうか。
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