ミニマリストスマホケースブランドであるCASEFINITE(ケースフィニット)から発売されているスマホケースの種類の中で、最も薄く最も軽い「THE FROST AIR(ザ フロスト エア)」を購入しましたのでレビューいたします。なお、筆者が購入したものはiPhone13用のスモークブラック色となります。
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THE FROST AIR とはとにかく薄さと軽さを追求したスマホケース
ミニマリストスマホケースブランドCASEFINITE(ケースフィニット)には、6種類のスマートフォンケースが販売されています。基本的にはシンプルなデザイン性と薄さを最重視した設計の製品となっていますが、その中でも「THE FROST AIR」は一番薄さと軽さにこだわっているシリーズで、「全ての無駄を削ぎ落としたシンプルデザイン」を追求した究極のスマホケースです。また「THE FROST AIR」は、iPhoneシリーズ・Google Pixel・iPad mini 6・iPad Airのみ商品ラインナップがあります。
「全ての無駄を削ぎ落としたシンプルデザイン」は最も美しいと言う考え方のようです。
CASEFINITE THE FROST AIR は無駄をすべて取り除いた究極のシンプルスマホケース
開封・同梱品の紹介
商品化粧箱は結構重厚な厚紙で作られています。正面にメーカー名のみを印字しただけのとてもシンプルなパッケージです。
内容物は取扱説明書類とスマホケース本体のみです。
CASEFINITE THE FROST AIR の外観をチェック
デザインについては特別な特徴はなく、メーカー名や商品名の刻印も何もない、加工されたただの一枚の薄い樹脂(ポリプロピレン)です。薄さは約0.65mmで作られており、まさに不必要な要素を徹底的に排除したスマホケースであることがわかります。
筆者が購入したのはiPhone13用のスモークブラック色です。
CASEFINITE THE FROST AIR を実際にiPhoneに装着してみた
実際にスマートフォンに取り付けた様子がこちら。カバー自体にロゴや文字は一切入っていないのはずですが、その薄さからiPhone本体のアップルマークが浮かび上がって見えるようになります。
下側面の充電口やスピーカー穴は、とても正確な位置でくり抜かれています。
側面のボタン部も下部と同様にくり抜かれているだけなので、フラットにはなっているのですが少しだけボタンが押しづらく感じます。
音量ボタンの隙間が折れたことによる白い線が入ってしまいました。取り扱いに注意です。
カメラユニットは覆われておらず露出していますが、周囲の淵はしっかりとレンズより高く設計されているため、安心して使用することができます。
iPhoneを正面から見てもカバーの存在感はまるで無く、まさに「ほぼ、裸」に見えるスマホケースと言えます。
ケースの淵は画面側に入り込んでいないので、画面のガラスフィルムと干渉する心配はありません。
CASEFINITE THE FROST AIR の重量をチェック
公式の情報では8gと謳っていますが、筆者が実測してみたところ6.0gとさらに軽い結果となりました。
一般的なTPUケースは【THE FROST AIR】の3倍以上の22.5gもの重量があります。手に持ってみてもその重さに明確な違いがあります。
CASEFINITE THE FROST AIR の手触りとグリップ感
前述しておりますが厚みは約0.65mmと非常に薄く作られているため、ケースを付けている感覚は全くありません。また、表面はマット加工が施されており、指紋が非常につきにくくサラサラした手触りとなっています。
乾燥する季節は、サラサラ過ぎてグリップ感がまるでなくなります。
CASEFINITE THE FROST AIR はMagSafeに対応
ケース内部にマグネットは埋め込まれていないのですが、ケース自身が薄いためにiPhone本体のマグネットとMagSafe対応充電器がしっかりとくっつく為、【THE FROST AIR】を装着した状態でも問題なくMagSafe対応アクセサリーを使用することができます。
CASEFINITE THE FROST AIR の価格
Amazon定価
⇒ 3,499円
筆者が思う CASEFINITE THE FROST AIR のメリット・デメリット
CASEFINITE THE FROST AIR のメリット
① 薄い
スマートフォンにケースを付けることでサイズ感が一回り大きくなってしまうという、スマホケースでは当たり前のデメリットがこの【THE FROST AIR】には一切ありません。
② 軽い
①と同じですが、ケースを付けることで重くなってしまうというスマホケースのデメリットがありません。近年のスマートフォンは大きく重くなっている機種が多く、ケースを付けることで200gを優に超える場合がほとんどです。しかし、この【THE FROST AIR】はわずか6.0gなのでスマートフォンを少しでも軽く使用することが可能となります。
③ スマホ本来のデザイン性の良さを残してくれる
これは誰もが思うことかもしれませんが、スマートフォンは裸の姿が一番美しいです。ケースを付けることで画面以外のほとんどの部分を覆われてしまうので、その美しさを感じる機会を失われてしまいます。しかし、この【THE FROST AIR】は、スマートフォン本来の姿のまま使用することができるので、常にその美しさを感じることができます。
CASEFINITE THE FROST AIR のデメリット
① 滑る
表面がマット加工されていて表面が非常にサラサラしています。特に冬場は手のひらが乾燥してしまうことで、グリップ感が本当になくなってしまいます。そのためスマートフォンを落としてしまう可能性が非常に高まります。
② 耐衝撃性があまりにも低い
【THE FROST AIR】を装着することで、スマートフォン本体が傷ついてしまうことは防げるのですが、薄く衝撃を吸収する機構が皆無であるため、スマートフォンを落としてしまった場合に故障する可能性は裸のスマートフォンと同等にあると言えます。
③ 傷がつきやすい
表面のマット加工が非常に繊細で、少し詰めを立ててなぞるだけで消えない線傷がついてしまいます。
④ 価格が高すぎる
定価3,499円は、スマートフォンケースとしては超高級です。
デメリットが多いため、スマホ依存症の人には向かない商品かもしれません。
CASEFINITE THE FROST AIR の代替品の紹介
① memumi
【THE FROST AIR】と全く一緒のコンセプトの薄くて軽いスマートフォンケースで、さらに薄い0.3mmの厚さとなっています。使用したことがある人が言うには、使用感は【THE FROST AIR】とほとんど類似しているとのこと。なのに価格が約1,600円とリーズナブルな一品です。
② 中国製類似商品
こちらは中国ECサイトのアリエクスプレスで見つけた商品です。評価が高く販売実績も多かったので購入しました。その価格はわずか264円でした。
左側がアリエクスプレスから購入した商品です。表面の手触りは【THE FROST AIR】と同じですが、全体的に少し固めです。【THE FROST AIR】と異なる点は、カメラユニットも保護される設計となっている点です。
①で紹介した「memumi」と同様に厚み0.3mmを謳っています。実際に【THE FROST AIR】と並べて比較してもその厚みはほとんど同じでした。また、【THE FROST AIR】とは違い、画面側の淵は直線部のみ画面内に入り込んでいるように見えます。
材質やカメラユニットの形状からか、12gと【THE FROST AIR】より重い重量となっています。
価格を考えたらものすごくコスパがよく感じます。筆者はこの商品でとても満足してしまいました...
③アラミド繊維カバー
当ブログで過去にアラミド繊維素材のスマホカバーを紹介しおすすめしていますが、薄い・軽いという点ではこのスマホケースも非常におすすめです。【THE FROST AIR】と比べると厚く重いのですが、一般的なスマホカバーよりは圧倒的に薄くそして軽いです。【THE FROST AIR】のデメリットで上げた「滑る」という点はアラミド繊維スマホカバーにはなく、手から滑り落としてしまう心配はありません。
⇩アラミド繊維スマホケースで一番有名なメーカーは「PITAKA」です⇩
まとめ
【THE FROST AIR】の特徴である「薄い・軽い」という点のみをスマホケースに求めている人にとっては最適(代替品はあるが)な商品であると思いますが、少しでも耐衝撃性やグリップ感を必要としている人にとっては向かないスマホケースであると言えます。また、ケース装着時はスマートフォン本来の高級感を損なうことなく感じることができるのですが、ケース単体で見たときに感じるチープ感とアマゾンで販売されている単価があまりに差があるため、筆者は少しだけ不信感を抱いてしまいました。高級スマートフォンケースの代表である「PITAKA」は購入してもその価格に納得できる満足感はあるのですが、【THE FROST AIR】については商品の性質上「なぜこんなに高いの?」と思ってしまう人はいるかもしれません。耐衝撃性やグリップ感を求める人は、よく考えて購入するようにしましょう。