アラミド繊維素材のスマホカバーを売っていることでおなじみの「PITAKA」より発売されているMagSafe対応のバンカーリング【PITAKA MagEZ Grip】をスマホ落下対策として購入しました。使用してみたところ非常に取り扱いがしやすく、MagSafe環境があってスマートフォンをよく落としそうになる人にとてもおすすめの商品と感じました。ここにレビューを致します。
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スマホの大型化・高価格化に伴い落とさない為の工夫が必須の時代に
2020年頃からスマホの大型化ブームが始まる
2020年6月にXiaomiが初めて日本市場に持ち込んだスマートフォン【Redmi Note 9S】を覚えていますか?当時、MVNOで取り扱いがありMNPで契約することで格安で購入することができて、そこそこ性能の良いスマートフォンで一躍有名な機種となりました。筆者も一時期所有していましたが、この機種はディスプレイサイズが6.67インチと当時では超大画面のスマホであったため、一画面に表示できる情報量の多さに驚いた記憶があります。この頃から、各メーカーで大画面ディスプレイを備えたスマートフォンのラインナップが充実してきました。
大画面スマホの先駆けは【Galaxy Noteシリーズ】でしょうか。
2020年以降のスマートフォンにおいても大画面ブームは続いており、2021年には日本未発売ですが【Xiaomi Mi11】が6.81インチ、そして2023年今なお販売中の【iPhone14 Plus】は6.7インチの大型ディスプレイを搭載しています。
大画面化=スマホの大型化=持ちにくい落としやすく
当たり前のことですが、画面が大きくなるということはスマートフォンのサイズそのものが大きく重くなるということになります。最近では200gを超えるスマートフォンが世の中に多く存在します。また大きいことにより、手の小さい人は片手では扱えず、小さいズボンのポケットには入らないような場合もあります。筆者は図体がでかいこともあってギリギリ取り扱えてはいますが、その大きさゆえにうっかり落としてしまいそうになることが多々あります。
スマホの高価格化により壊した場合の買い換え費用・修理費用も高額に
また、現在日本のキャリアで取り扱われているハイエンドスマートフォンは20万円を超える高価格化が近年起きています。万が一落下により故障させてしまったとしても修理や買い替えは容易ではありません。筆者は中国より個人輸入することで端末費用は抑えているのですが、その場合は保証が効かず修理も基本的にはできません。
大型のスマホを落とさない・壊さないための工夫が必須
大型化・高価格化した現代のスマートフォンを毎日使っていく上で、いかに落とさないでかつ壊さないで使用するかがとても重要になっています。その為には見た目やサイズ・重量増加など多少の犠牲はやむを得ません。次にいままでに筆者が取り入れてきた「落とさない・壊さないための工夫」を振り返りたいと思います。
最近女性はiPhoneを首からカバンの様に下げて使用していますが、これも立派な「落とさない為の工夫」ですね!
今まで経験した「落とさない・壊さない為の工夫」
落とさない為の工夫 スマホグリップ「SleekStrip」の使用
「SleekStrip」はスマートフォンの背面に両面テープで取り付けるアクセサリーの一種で、収納式のスマホグリップです。軽いうえ厚みも薄くワイヤレス充電に対応しているため筆者はとても気に入っています。最近のカメラユニットが大きいスマートフォンやスマホケースの形状によっては取り付けが不可能なところが難点です。
壊さない為の工夫 耐衝撃ケース「Spigen」の使用
米軍MIL規格取得の対衝撃スマホカバーです。耐衝撃なんて謳っているからとてもゴツい製品なのかと思いきや案外スマートで、グリップ性に優れた商品です。特にアップル製品では多くのラインナップがあり、iPhoneだけでなくAirPodsやApple Watchも頑丈に保護することができます。しかし、幅広くスマートフォンを網羅しているわけではなく、筆者みたいに中国のスマートフォンを使用している人にとっては選択することのできないスマホカバーです。
NEW!! 落とさない為の工夫 「PITAKA MagEZ Grip」の使用
私ごとですが、この度【Xiaomi 13 Ultra】を購入しました。この端末は大きなカメラユニットを有し、先に述べている「SleekStrip」を使用することができませんでした。また、「Spigen」のスマホカバーも現時点では製品化されていません。そこで、筆者が今まで使用したことのなかった『バンカーリング』を買ってみようと思って試したのが、この「PITAKA MagEZ Grip」です。次項から当製品について詳細に紹介いたします。
PITAKA MagEZ Grip はデザイン性の優れたPITAKAらしいバンカーリング
パッケージをチェック
パッケージいたってシンプルで、製品が一つ入るだけの小さくて質素な製品箱です。内容物もグリップ本体と簡易的な取扱説明書のみでした。
外観をチェック
グリップ本体は黒一色で、周囲にはマットブラックでメーカー名が印字されたベースとメタリックブラックのグリップ部で構成されています。ベース部には一部、PITAKAの特徴である600Dのアラミド素材があしらわれています。
背面は特に特徴はありませんが、吸着面は傷を付けないようにゴムのような少し柔らかい素材となっています。
グリップ部は指先でひっかけて起こすことで使用できるようになります。ヒンジ部は少し硬く、角度を自由に設定することができます。
重量をチェック
本体の重量は約30gと、ピーマン一つ分の重量です。同じような製品群と比較すると軽いとはされていますが、スマートフォンに取り付けるとそこそこの重量感となってしまいます。
装着方法
装着方法は簡単で、MagSafe対応スマートフォンの所定の位置に近づけるだけで強力な磁力で吸着します。
もちろんMagSafeに対応したスマホカバーにも取り付けることが可能です。
MagSafeに対応していない機種やスマホカバーであったとしても、マグネットリングを取り付けることで装着することが可能となります。マグネットリングについては次の記事で紹介をしているのでご参考までに。
バンカーリングとしての使用方法
説明するまでもないと思いますが、グリップ部を起こした状態でリング内に好きな指を通すようにしてスマートフォンを持ち上げます。
グリップを使用しない場合はスマートフォンを指と手のひらで支持するか小指に乗せることで持ち上げていましたが、本製品を使用することでこれらの動作は不要となり、指一本でスマートフォンを持つことができるようになります。
落とす心配がなくなると同時に長時間スマホを持っていても疲れることがなくなりました。
スマホスタンドとしての使用方法
グリップ部を起こした状態で机に置くことでスマホスタンドとしても活用することができます。
グリップ部の角度や向きでスタンドの角度を調整することが可能です。
動画視聴がはかどります!!
PITAKA MagEZ Grip のメリット・デメリット
メリット① デザインが良い
「さすがPITAKA」と言わざるを得ない洗礼されたクールなデザインをしており、誰が見てもかっこいいと思えるのではないでしょうか。また、グリップ部をたたむことで完全なフラットになる設計も非常に扱いやすくてグッドです。
メリット② 吸着力が強い
マグネットの磁力が弱かったらグリップを使用している時に外れて結局壊してしまうことになるのですが、本製品は強力の磁力のおかげで安心して使用することができます。
メリット③ 脱着が容易
MagSafe脱着式なので用途に合わせて違うアクセサリーに交換してスマートフォンを運用することが可能です。また、スマートフォンを買い替えた場合でも継続して使用することが出来ます。
筆者はESRのグリップ付きのカードホルダーと併用しています。
デメリット① 厚みが増す
厚みが約4mmあるので、グリップ部を閉じた状態で机の上にスマートフォンを置くと、スマホが浮いているような見た目となってしまいます。ポケットの中で少しかさばってしまうのが難点です。しかし、フラットな形状なのでがたつくことなく置くことが可能です。
デメリット② グリップを出すのが少し大変
本製品をスマートフォンに取り付けた状態でグリップ部を起こす際は指先にひっかけて引っ張らないといけないのですが、グリップ部の形状が滑らかなラウンド形状のため引っ掛かりが悪く、ヒンジも少し硬さがあるため慣れが必要です。
デメリット③ 価格が高い
PITAKA製品全体に言えることですが、本製品も安いとは言い難い金額設定です。
もっと安い代替品は世の中にごまんとあります。ですが軽さやデザインで上回るものは少ないでしょう。
PITAKA MagEZ Grip の価格
Amazon定価
⇒ 3,499円
まとめ:安価じゃないからこそ長く使えるバンカーリング
本製品はデメリットでも上げましたが決して安くはありません。しかし、この価格だからこそしっかりした造りで長く使えて、デザイン性も良く見飽きることはない完成された製品に仕上がっています。この製品一つで、さらに高価なスマートフォンを守ることが出来る製品です。しかも、MagSafeタイプなので、もしスマートフォンを買い替えたとしても同じように使う事が出来ます。半永久的に使える要素がある事を考えたときに、約3,500円という価格にも納得できるのではないでしょうか。
引用(1)