昨年末にBlackview(ブラックビュー)から10インチタブレットの【Blackview Tab11】と8インチの【Blackview Tab6】が発売しました。両機種は発売と同時期に日本アマゾンで取り扱いがスタートし、中国ECサイトとほぼ値差のない価格設定で技適に対応した格安のタブレットであったため日本国内でも一定の実績をあげています。特に安価でコンパクトな【Blackview Tab6】は競合も少なくTab11よりも売れているとのことです。この記事ではそのTab6の人気に迫ります。
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⇩発売前に更新した記事はこちら⇩
【Blackview Tab6】スペック
製品名 | Blackview Tab6 |
カラー | ・マカロンブルー ・ピーチゴールド ・トリュフグレー |
ストレージ | 32GB EMMC microSD128GBまで対応 |
メモリ | 3GB LPDDR3 |
サイズ | 高さ:207.6mm 幅 :124.0mm 厚さ:9.45mm 重量:365g |
ディスプレイ | 8インチ 液晶HD (800×1280) アスペクト比 16:10 リフレッシュレート 60Hz |
プロセッサ | Unisoc T310 |
バッテリー | 5,580mAh Type-C 充電速度 5W |
カメラ | リアカメラ ・5MP(GC5035) F2.2 フロントカメラ ・2MP(GC02M2) F2.8 |
セキュリティ | 顔認証 |
ネットワーク | デュアルSIM(1枚はmicroSDと排他的使用) [2G] GSM : b2/b3/b5/b8 [3G] Wcdma : b1/b8 [4G] Fdd : b1/3/7/8/20 Wi-Fi: (802.11a / b / g / n / ac) |
ナビゲーション | GPS、GLONASS、BeiDou、Galilleo |
Bluetooth | 5.0 |
センサー | 加速度センサー |
防水規格 | 無し |
OS | Doke OS 2.0 (Android 11) |
その他 | 3.5mmイヤホンジャック 技適対応 |
樹脂素材でコストダウンを図りつつ“安っぽさ”を感じさせない設計
開封・梱包品の紹介
パッケージには大きく端末本体を印刷し、光沢を加えて少しだけ高級感を演出しています。
同梱品は充電アダプターとType-Cケーブル、SIMピンと取扱説明書です。日本アマゾンで購入した場合、充電アダプターは日本で使用できるタイプが同梱されます。
Tab11では同梱されていた専用カバーはなし
【Blackview Tab11】では付属されていた専用カバーは、Tab6では付属されていません。本体を傷つけず使用するためには別途購入する必要があります。
ディスプレイには保護フィルムが最初から貼られていました。
フィルムは指紋が付きやすく、滑りも悪いです。あくまで輸送時の画面保護の目的であると思われます。
本体外観の紹介
本体は全体的に樹脂素材で作られています。しかし、キラキラした塗装やサラサラした手触りの表面加工により、見た目は金属風を演出し安っぽはあまり感じません。
カメラユニットは小さく設計されていて、レンズとLEDが並んでいます。
本体上部は充電ポートとSIMトレー、そして3.5mmのイヤホンジャックがあります。
10インチのTab11は横向きのデザインでしたが、Tab6については縦向きに使うことを想定してデザインされています。
下部にはスピーカーが2基。
画面向かって右側の側面に音量ボタンと電源ボタンが存在します。
ディスプレイのベゼル幅は4辺で均一ではなく、上下は少しだけ太め。一昔前のディスプレイに感じてしまいます。
タブレットとしては軽量でコンパクトなボディ
本体重量は371gでした。タブレットとしては非常に軽くて取り扱いやすいです。
8インチということで片手で持てるところがこの端末の最大のメリットです。
屋内でブラウジングをする目的であれば必要十分な解像度/輝度
画面解像度はHD画質と近年のタブレットとしては少し悪いスペックですが、ブラウジングをする程度なら全く気になりません。
また、画面の最大輝度は低いので天気の良い日に屋外で使用する際は見えにくくなってしまいます。
タブレットは主に屋内で使用するので問題なし!!
プリインストールアプリは少なめ
プリインストールアプリは少なく、本体容量の少ない当端末にとってはありがたい仕様となっています。
ブラウジングすら少しもたつくが許容レベル
AnTuTuスコアは15万点超。ブラウジングするときでも少しもたつきは感じてしまいますが許容レベル。しかし、価格を考えれば十分で及第点です。
機種名 | スコア | SoC | バージョン |
Blackview Tab11 | 230358 | T618 | 9.3.0 |
屋内で使うタブレットとしては必要十分なバッテリー性能
バッテリーテストは「PCMark for Android」にて計測をしました。画面リフレッシュレート60Hz、輝度音量共に50%固定して実施。バッテリー残量100%から20%になるまでに9時間1分かかかる結果となりました。0%になるまで使用するには11時間16分必要になります。つまり約半日は充電せずに連続使用することができます。
機種名 | 記録時間 | バッテリー容量 |
Blackview Tab11 | 11時間43分 | 6,580mAh |
画面解像度の低さや小さい画面の為、1,000mAhも容量の大きいTab11とほぼ同じ結果となりました。
必要最低限の写真性能
そもそもカメラのスペックも低く、実際に撮影した写真もとても綺麗とは言い難いですが、タブレットの価格やその用途から考えたら許容できるレベルではないでしょうか。
メモ用途として使用しましょう!
必要最低限の動画性能
写真と同じカメラを使用している為、必然的に動画性能も低くなっているようです。
本体容量も少ないので、動画を撮りたいときはポケットに入っているスマホを使いましょう!
対応バンドは狭くSoftbank回線がおすすめ
対応しているバンドは非常に少ないです。もしSIMを入れて使用する場合はソフトバンク系の回線を使用することをお勧めします。
価格
Amazon定価 ⇒ 15,999円
※アリエクスプレス ⇒ 約14,490円
アリエクスプレスでは4月29日現在セール中のようです。円安の影響で中国ECサイトで購入するメリットは少なく、日本仕様の充電アダプタが梱包されているAmazonで購入することがおすすめです。
まとめ
技適に対応しており日本のアマゾンで安心して購入することが出来る!
約1.6万円で購入できる!
コンパックとで軽く取り扱いやすい!
全体的にスペックが低い(価格相応)
専用ケースが付属されていない
対応バンド帯が狭い
性能が全体的に低いとはいえブラウジングや動画鑑賞程度なら十分に機能するので、用途を限定して使用することで真価を発揮する端末です。また、安く競合がいないということで人気であるのだと感じました。居間や寝室に1台あればちょっとした調べ物が必要な時にとても重宝します。スマホより画面が大きいことによって一画面での情報量が多いのでとても役に立ちます。ぜひ一家に一台置いてみてはいかがでしょうか。
Blackviewのその他のタブレットの実機レビューはこちら
⬇重藤さんのTab6レビューはこちら⬇
重藤録