現在スマートフォンを使用する上で最も必要なものは「スマホケース」です。近年のスマートフォンは高級化しており、壊してしまった場合の修理代がとても高くなっています。また、端末をキャリアからレンタルをしている人や、使用後の端末をフリマアプリ等で売却する人など、なるべく綺麗な状態で使う必要がある人も多くいるでしょう。よって、スマートフォンにはスマホケースを使用して保護をすることが必須となっています。
そんなスマホケースを買う場合、デザインや機能が異なるものが豊富にあり、何を買うか毎回迷う方も多いのではないでしょうか。筆者も同じようにスマートフォンを購入するたびにスマホケースを吟味し、複数個購入しお気に入りのものに出会うまで無駄な時間とお金を費やしてきました。しかし、ある時アラミド繊維素材で作られたスマホケースを出会って以降、それが気に入りいかなるスマートフォンにもアラミド繊維素材のスマホケースしか購入しなくなってしまいました。今回の記事では、筆者がアラミド繊維素材のスマホケースに取り憑かれてしまった理由と、そのメリット・デメリットについて考察をしました。
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アラミド繊維とは
アラミド(英語:Aramid)とは、芳香族ポリアミド系樹脂の総称で、高い耐熱性と切断・摩耗などに強い性質を持つ合成樹脂である。石綿の代わりや、消防士用の防火衣、警察などが着用する防弾ベスト、船体の補強や縄、航空産業などに採用される。
Wikipedia
アラミド繊維の特徴としては、上記の通り熱に強く・傷つきにくく、そして薄く柔らかい(加工がしやすい)といった点があります。その特徴から主に命を守るための物に使用さる傾向があります。
アラミド繊維素材のスマホケースの見た目
アラミド繊維素材のスマホケースは、ほぼ全てカーボン風の見た目をしています。カラーは黒が多くありますが、メーカーによっては赤や青といったバリエーションもあります。
アラミド繊維素材ケースの種類
カメラユニットを覆うタイプか露出しているタイプかを選ぶことが出来ます。
側面のボタンなどがくり抜かれているか切る抜かれているかを選ぶことが出来ます。
自分の好みのタイプを選び商品を探しましょう。
次からは、アラミド繊維素材のスマホカバーのメリット・デメリットについて解説します。
アラミド繊維素材スマホケースのメリット
メリット① 軽い
今回はiPhone12のスマホケースで測り比べをしました。左側は一般的なTPU素材で20.5g、右側はアラミド繊維素材で12.0gという結果でした。TPU素材に対してなんと約40%も軽いのがアラミド繊維素材なのです。
たかが8gですが。実際に持ってみると大きく違います。
メリット② 薄い
アラミド繊維素材のスマホケースは全体的に厚みが均一で、約0.65mmの薄さで作られています。比較しているTPU素材のケースも十分に薄いのですが、手に持つとかなり違いが分かります。アラミド繊維素材の方はまるで裸のスマホを持っているかのような感覚です。
メリット③ カメラユニットを保護できる
冒頭で述べた通りアラミド繊維素材は加工がしやすいため、出っぱったカメラユニットごと覆うデザインのラインナップがあります。カメラユニットが巨大化している昨今のスマホにおいて、露出されたカメラユニットに保護フィルムを貼る必要がなくなるのは大きなメリットと言えます。
カメラユニットに保護フィルムを貼ると取り込める光の量が僅かに減ってしまい写りに影響を及ぼします。なので、アラミド繊維素材ケースのこの仕様はとてもありがたいです!
メリット④ ベースシール不要で粘着テープが着く
粘着テープで貼るタイプのスマホアクセサリーは、貼り付けるスマホケースの素材と粘着テープの相性によってはベースシールを貼る必要があります。しかし、アラミド繊維素材はその必要がなく、直接アクセサリーをケースに貼り付けることができます。
ベースシールはダサい。無い方が良いに決まってる!
⇩画像のアクセサリーについての記事はこちら⇩
メリット⑥ グリップ力がある
一見サラサラしている様に見えますが、実際に触ってみるとしっとりと少し湿っているかの様な触感になってます。手にしっかりグリップするため、スマホを滑り落とす可能性は極めて低くなります。
シリコン素材も滑らないのですが、ゴミが付くのがネック。アラミドはゴミが付くことはありません。
メリット⑦ 耐久性が高い
TPU素材のケースを使い続けていると、だんだん黄ばんできて汚く見える様になってしまいますが、アラミド繊維素材のケースは色褪せや劣化はしません。また、シリコンケースの様に表面がツルツルしてくる様なこともありません。そして傷にも強く破れたりもしないです。
メリット⑧ ワイヤレス充電に対応している
アラミド繊維素材のケースは厚みが薄いため、ワイヤレス充電は問題なく使用することができます。また、PITAKAというメーカーの商品は、iPhoneやGalaxy用のケースの内部にマグネットを仕込ませており、MagSafeによる充電も可能な仕様となっています。
メリット⑨ デザインが良い
シンプルでスタイリッシュなケースとなるため、非常にかっこ良い見た目となります。OPPOでは一部機種においてメーカー純正カバーの素材にアラミド繊維を採用をしている様です。
スマートフォンだけでなくスマートウォッチやワイヤレスイヤホンでも同じアラミド繊維素材のケースを使用すれば、統一感が出てとてもおしゃれです。
以上9点がアラミド繊維素材ケースのメリットです。
アラミド繊維素材スマホケースのデメリット
デメリット① 値段が高い
TPU素材やシリコン素材と比べると価格が高く、安くても2,000円を超えます。先に紹介したPITAKAに関しては5,000円を超える価格設定の商品がほとんどです。
デメリット② 対衝撃性能が低い
厚みが薄いうえ、衝撃を吸収したり分散させる様な機構は備わってないため、落下による破損には要注意です。
デメリット③ 外しにくい
アラミド繊維素材は硬く頑丈で傷がつきにくい一方で、TPU素材やシリコン素材とはの様に伸縮性はなく、またプラスチック素材の様に柔軟性も無いので、スマートフォン本体からケースを取り外す時は苦労します。
アラミド繊維素材ケースのメーカー紹介
PITAKA
日本でも有名なアラミド繊維素材のスマホアクセサリーを販売しているメーカーです。
MIZEKONDA
私が知る限り最安の価格設定となっているメーカーです。
SKYROSE
パッケージは良く見かけるかと思います。製品ラインナップが豊富でポピュラーなメーカーです。
PITAKAを除いて、他中国メーカーの製品の質はほぼ同じです。単純に安い商品を選びましょう。
まとめ
✅軽い
✅薄い
✅カメラユニットを保護できる
✅ベースシール不要で粘着テープが着く
✅グリップ力がある
✅耐久性が高い
✅ワイヤレス充電に対応している
✅デザインが良い
✅価格が高い
✅耐衝撃性能が低い
✅外しにくい
耐衝撃性能が低いのでスマートフォンを落すことはできませんが、そのデメリットを加味しても軽い・薄い・かっこいいケースであるため一度使ってしまうとハマってしまうことでしょう。長く使うスマートフォンをより使いやすくより長く良い状態に保つには少しお金をかけてでも良いケースを付けることが大切であると思います。使ったことがない人は一度アラミド繊維素材のスマホケースを購入してみてはいかがでしょうか。